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医療看護支援ピクトグラム

医療看護支援ピクトグラム〜いのちを見守るコミュニケーションツール〜

医療看護支援ピクトグラム

高度先端医療が施される病院であっても患者様は食事をとられ排泄をされ生活を営まれています。そのような先端技術は療養生活も助けてくれますが十分とはいえません。人の力が必要になります。 患者様へのちょっとしたまなざしや声掛けは「私は見守られている」という実感を生み、制限のある厳しい療養生活を和らげます。それは病と対峙する力にもなるでしょう。そんな力を与えられるのは医療者だけではありません。ご家族をはじめその患者様の周囲に集まる人皆ができることです。必要なのはその患者様を知るきっかけではないかと思います。
医療看護支援ピクトグラムは「いのちを見守る」きっかけづくりの一助になればと願って開発されました。

医療看護支援ピクトグラムの特長

患者様への支援を安心・安全に提供できるように、患者様の状態について情報共有するためのコミュニケーションツールです。見やすい場所に、わかりやすい図記号で、患者様の状態や制限事項などを表示できるので、職員様に限らず患者様のまわりに集う人たち全員が、その患者様に必要な配慮をしやすくなります。

目的に合わせた表示ができます

目的に合わせた表示ができます

医療看護支援ピクトグラムの表示を電子化することで、ナースステーションとネットワークでの情報共有できます。ナースステーションでの申し送りの際に、その患者様の表示するピクトの種類(カテゴリ)と内容を選択すると自動的にベッドサイドの画面も変更されます。ベッドサイドのモニターにピクトの選択システムの操作画面を表示させて、表示内容の選択を患者様と一緒に行なうことも可能にします。

目的に合わせた表示
A:患者様の名前、入院日、手術日、担当医、薬物・食事のアレルギーの有無、受け持ち看護師
B:図記号を補う文字情報や病院・診察科独自に必要な注意事項
C:転倒リスクアセスメントから導かれた危険度(A/青・B/黄・C/赤の3色で表示)
D:移動、姿勢、排泄、食事、飲み物、に関する制限事項や支援方法、職員様用の共有情報

ピクトグラム一覧

ピクトグラム一覧

導入事例-旭川赤十字病院

旭川赤十字病院での導入の経緯

今回開発した医療看護支援ピクトグラムを初めてご採用いただいた医療施設様が、北海道・旭川市の旭川赤十字病院様です。平成20年11月に竣工したベッド数600床の新病棟にて利用を開始されており、患者様やご家族の方々にも新たな取組みに好印象をいただいています。旭川赤十字病院様では、旧病棟のころより職員様の手作りプレートによる掲示をされていた事もあり、導入においては職員様の慣れもあり、大きな問題もなくスムーズな運用が行なわれています。

導入前

旧病棟では、スタッフの手作りのプレートにて表示

導入後

医療看護支援ピクトグラムを初めてご採用いただいたご施設です。
新たに竣工した600床の新病棟でスタート。患者様やご家族の方のご評価も上々です。

「医療看護支援ピクトグラム」は「ベッドまわりのサインづくり研究会(代表:東邦大学 医学部看護学科 横井郁子教授)」により開発され、標準化に向けた検討が進められています。