知る・学ぶ

低床ベッド
パラマウントベッドでは、ゆかからボトム上面までの高さが25cmのベッドや、ゆかからボトム上面までの高さが15cmの低床設計のベッドをご用意しています。
高さを低く抑えることでより多くの患者様が安定した端座位をとりやすくなります。
また万一ベッドから転落したときでも身体にかかる衝撃を軽減することができます。


低床ベッドの効果
自発的なリハビリテーションを促す
強いられたリハビリテーションは精神的な苦痛を伴い、継続が困難になりがちです。安定した端座位がとりやすい低床ベッドなら、ご自分のペースで無理のないリハビリテーションが行える環境がつくれます。
安全性の向上
ゆかからボトム上面までの高さを低く設計しているので、万一ベッドから転落したときの身体への衝撃が軽減でき、より安全な環境が作れます。
身体拘束を行わない
低床ベッドとオプション製品の組み合わせにより、ベッドサイドレールの過剰な使用を抑えることができます。ベッドサイドレールによる「柵に囲まれている」といった精神的な拘束感の少ない、患者様の満足度の高い環境づくりが可能です。
端座位姿勢の安定
安定した端座位をとることの重要性
最低床高25cmの機種では厚さ7cmのマットレスを使用した場合、32cmの高さになります。32cmは60歳以上の日本人の90%の方が、端座位を取った時にかかとまで接地できる高さです。かかとまでしっかり接地すると端座位が安定し、次の動作に移行しやすくなります。


低床ベッドのご提案
低床ベッドとベッドオプションや背あげを組み合わせることでさらに転倒や転落のリスクを低減し、早期リハビリテーションを促すことができます。

サイドサポート・テストールとの組み合わせ

サイドサポートを取り付けると、ベッドの両側に5cmずつスペースが生まれます。また、段差を設けてあるのでベッドの縁を認識しやすくなります。ベッドサイドレールと比較して、端座位に移行するときに足を降ろしやすくなります。
また、テストールを使用することで万一ベッドから転落したときの衝撃を軽減できます。
※1「衝撃値比較」はAの加速度(G)の数値を100とする。
実験方法:人間の頭部をモデルとしたおもり(2.4kg)を床に落下させた時に重力の何倍の加速度を受けるかを測定。
※2 ウレタンフォーム2層 厚み4cm
「サイドサポート/テストール」を詳しく見るスイングアーム介助バーとの組み合わせ

ベッドサイドに安定した支持物を設けることで、端座位の保持やベッドからの立ち上がり、移乗などの動作をサポートできます。
「スイングアーム介助バー」を詳しく見る背あげモーションとの組み合わせ
安定した姿勢で起き上がることができる当社独自の背あげ機構カインドモーションやカインドPLUSモーションと端座位姿勢の安定しやすい低床ベッドとの組み合わせによって、より安全でリハビリテーションを促す環境づくりが可能です。
「カインドモーション」を詳しく見る